お蕎麦の茹で方


美味しい乾麺の茹で方】

創業230年の総本家更科堀井 
料理長が教えます!



お家で何かと重宝する乾麺。

いつでも、手軽に茹でられる乾麺はとても便利です。でも乾麺でお店同様の味を出すのは難しいものですよね。しかし、一手間加えるだけで乾麺をより美味しく食べる方法はあります。


今回は3つのポイントに分けて、「美味しい乾麺の茹で方」を紹介していきたいと思います。





【美味しい乾麺を茹でるための3つのポイント

①鍋は大きい鍋でお蕎麦を茹でる

②お蕎麦は対流をさせる

③お蕎麦の洗いは2回に分ける


【準備するもの】

・大きい鍋

・ザル

・ボウル×2(氷水)





【①鍋は大きい鍋でお蕎麦を茹でる

お蕎麦を茹でる時は出来るだけ大きい鍋を用意しましょう。

お蕎麦が美味しく茹で上がるためにはお蕎麦が鍋で「気持ちよく泳げる」のがポイントです。

またお蕎麦が泳ぐためには必ず沸騰したお湯に、パラパラとお蕎麦を入れてください。




【②お蕎麦は対流をさせる

お蕎麦にしっかりと火を通すには「対流」が必要となります。

対流とは、お蕎麦が鍋の中をゆっくりと回転するように火加減を調整する事です。

「お蕎麦が気持ちよく泳いでいるかな~」と確認しながら火加減を調整しましょう。




【③お蕎麦の洗いは2回に分ける

お蕎麦は用意したボールで2回に分けて洗います。

お湯からざるで蕎麦をあげ、冷水で締めます。





目的はボウルの中でお蕎麦を優しく洗い、ぬめりを落とす事です。

冷水で洗う事で、蕎麦が締まり角が立ちます。





次にボウルを移し、綺麗な冷水でお蕎麦を洗います。

この最後の工程は「化粧水」とも呼ばれ、角が立ち、ぬめりが落ちた綺麗なお蕎麦の完成です。





お蕎麦はしっかりと火を通して冷たいお水で洗う事で、蕎麦の芯は火が通り、外側は角の立ったお蕎麦となります。

同じ乾麺でも一味上のお蕎麦へ!

正しく美味しく味わいましょう♪